2015年1月17日
阪神淡路大震災から20年。
あちこちで報道され、あちこちで「あの日」を振り返る中、
慰霊と「青春ラジメニア」の震災に向けた特番の生出演のため
10月のハートフルステーション1200回公開録音以来
再び神戸を訪れました。


いつもはワクワクする神戸、
今回は少し緊張。
震災直撃だった訳でもなく、被災した訳でもない私でいいんだろうか…。
何を話せばいいんだろう。
当日の神戸は朝方は雨、新幹線が到着した時にはすっかり雨もあがり
晴れ間ものぞき、また天気に救われた気持ち。
神戸の人にとっては当たり前で、見知った景色かもしれないけれど、
その存在すら知らない人のためにも、見たもの、感じたものを記しますね。

慰霊と復興のモニュメントが設置されている「東遊園地」
遊具がならぶ遊園地ではなく広場のある公園。
亡くなられた人の数だけ、竹が飾られ、切り口に水を張り、
ロウソクを浮かべます。



ロウソクを配るテントには募金箱。それぞれの気持ちを献金します。
そのロウソクの制作も全てボランティア活動。



竹灯籠に浮かべられたロウソクに火が灯されます。



希望の灯火。
震災後、この公園が整備されてから24時間毎日ずっと、
火が灯され続けています。
24時間?毎日?あれからずっと?知らなかった事実に驚愕。


モニュメントの地下には亡くなられた方のお名前(希望者)のプレートが
壁一面に並べられています。
「写真撮影はご遺族に配慮をお願いします」とあり写真は撮りませんでした。
決して墓地ではなく、そこにご遺体があるわけではないのですが、
並べられている名前の多さに胸が痛みます。



求める。答える。つながる。
関西×東北
あったかくて、強くて、優しくて、なんだか言葉がでなくなる。





神戸のアトリエの人たちがボランティアで東北の学校へ足を運び、
絵を描いてもらったもの。
「子供達はストレスたまってるやろうから、
 思いき入りでっかい絵を描いてもらおうと思って」と。
津波の被害のあった港の子供達の中には、
「私らは、港に育ててもらったんだから、海は恨みません」と。
ウニ漁の様子を描いている子がいたり、桜や、空や、虹。
ここへ来なければ見られなかったもの。


ここは神戸。
神戸に来て、東日本大震災の津波の高さを教えられました。
全国の小学校でも取り入れて欲しい。
目で見る高さ、たとえ櫓に引いてあるただの線でも自然の脅威を伝えるに十分。



復興して美しい街並み


「青春ラジメニア」に出演。
いつも暖かく迎えてくれる岩崎さんとかおりんと。