2009年10月4日、東京・新宿の東京厚生年金会館大ホールにて「林原めぐみのTokyo Boogie Night 900回突破記念公開録音」が満を持して開催! 
前回の800回突破記念公開録音から約2年、変わらない元気さとキュートさをもつめぐさんが、会場で待つ2000人のファンの皆さんの前に姿を見せてくれました。

「みなさん、こんばんはー! 林原めぐみです。一週間の御無沙汰、いかがお過ごしだったでしょうか?」
 会場の皆さんに拍手で迎えられためぐさん、早速公開録音を始めます。
今回のテーマはズバリ「萌え」。いつもより萌えなめぐさん(?)が盛りだくさんです!

最初は「早口言葉の挑戦状」。
リスナーの方が、めぐさんに挑戦してほしい早口言葉を送ってくださいました。ちなみにこのコーナーのお葉書だけは、めぐさんは選ばせてもらえずスタッフが選んでいるとか。果たして今回は、どんな難題が待つのでしょうか!? それはこちら!

「祝 900 公録 今日 収録」「イス900脚」「給食900食」

この3つを繋げて3回読み上げるのですが、あまりの難しさに、めぐさんと会場から同時に「ええーっ!」という声が上がります。それでも立ち向かうめぐさん、1回目、2回目は無事に通過したのですが、3回目の「今日 収録」の部分で惜しくもアウト! めぐさんの健闘をたたえてか、あるいは噛みっぷりが見事だったのか、会場から拍手が送られますが本人は「なんで拍手なんだよ~」と悔しそう。


続いては特別企画、会場に来てくださった遠方リスナーの方をご紹介するコーナーへ。

「当たったら初めて東京に行くことになるので、ワクワクしながらも少し怖いです」というお便りを送ってくださったのは、熊本県のシンギング、ドッグさん。見事当選して会場にいらっしゃっているご本人に、「怖くないでしょう? ちょっと人が多いけどみんな温かいと思うよ」とめぐさんが声をかけます。
さらに、沖縄県の電波をかろうじて拾える漁港で番組を聴いてくださっている色黒キティさんや、今回が人生初のイベントだという岩手県のにゃるめさんなど、さまざまなところから駆けつけてくださり、めぐさんは本当に嬉しそうにお礼を言っていました。

次は、900回突破記念のお祝い葉書をご紹介するコーナーです。

千葉県の佐川華織さんは、中学生の時に番組と出会い、現在はめぐさんにあやかって看護士になられているそうです。もちろんほかにもきっかけはあると思いますが、めぐさんがきっかけのひとつというのは素敵ですね。

山形県のいなむ星さんは「シャーマンキング」が始まる前くらいから聴いてくださっているそうですが、記憶に新しい作品とはいえもう8年前。めぐさん、思わず「早っ! 怖っ!」と驚きますが、「でも楽しい」と付け加えます。月日が経てば、そのぶんまた新しいファンやリスナーの方に出会えますし、楽しさはいつまでも続くことでしょう。

埼玉県の斎藤さんは、「どうすればめぐさんみたいに幸せになれますか、我慢も大切ですか」と真剣な質問を送ってくださいました。それに対しめぐさんは「私はつらいことを我慢するって考えない」とアドバイス。つらいことに直面したら、なぜつらいのか、どうやったらつらくなくなるかを考えるそうです。「スレイヤーズEVOLUTION-R」のエンディングテーマ「砂時計」の歌詞のように、目の前の壁を地道に砂にしていくというのがめぐさん流・幸せの秘訣なんですね。我慢し続けても壁はそのままだから

続いては、リスナーさんの発見した珍しいものを紹介する「こんなんありますぅ」のコーナー。
宮城県の道頓堀の大魔王さんは、パチンコ店の「エヴァ」の看板で「ATフィールド全開でお待ちしています」と書かれているのを見つけたそうです。「それじゃあ入店できないでしょ!」と突っ込むめぐさん。確かに、ATフィールドを全開に張ったパチンコ店には、エヴァ初号機くらいしか入れませんね。そんなATフィールドの張られた使徒を食い破るエヴァ初号機を「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」でも熱演されているめぐさん、「綾波レイちゃんもかわいらしくて素敵ですが、初号機もぜひ」とオススメするのでした。

続いて900回突破記念のお祝いビデオメッセージの紹介です。最初は「Heartful Station」のアシスタントとして、ファンの皆さんにもお馴染みの保志総一朗さんから。今回のテーマに沿って、めぐさんの昔のCDのジャケット写真を披露し「この頃のめぐさんはツンデレです! 制服姿もかなり萌えます」と萌えポイントを主張します。思いがず昔のご自身の写真を見て、めぐさんは「もういい、日頃の恨みかあ!何度も見ないで~」と恥ずかしがっていました。

また、angelaのお2人や、高橋直純さんからもお祝いコメントが届けられたあと、次に登場した女性は目線を入れ、声もボイスチェンジャーで変えて「あの、20年来の友達なものですから……あの顔の丸い彼女が、ええ、昔から丸かったんです。でも、まさか、そんな、900回も経ったなんて、信じられません、」とワイドショーの匿名の証言者のような雰囲気でコメント。何やら怪しい雰囲気ですが、めぐさんはすぐにその正体が佐久間レイさんだと分かりました。その佐久間さんは、めぐさんのことを「自分で思っているより偉大なことをやっている人。前へと進む力を尊敬しています」と評価。大親友の方からのコメントに、めぐさんは感慨深そうに聞き入っていました。

最後は、肉の乗ったお皿で顔を隠した男性が登場。名前も明かされておらず、今度はさすがのめぐさんも分からず首をかしげますが……なんと正体は堀内賢雄さん! やはり、顔の丸さとひっかけて、めぐさんを「光輝く太陽」と素晴らしい言葉で表してくださいました。

以上でビデオメッセージは終了です。送ってくださった皆さん、ありがとうございました!

公開録音パートはこれで終了となり、次はお待ちかねのライブパート。

まずは「萌えメドレー」と題して、会場限定発売のCD「萌えふぁいやー」の収録曲である「プリズムアイ」「FAI・FAI・TU!」「Only One」「Touch and Go!!」をメドレーで歌うめぐさん。このCDは、アニメの主題歌だと当時の自分もだけど、アニメそのものを思い出すと思うけど、アルバムの中でそんなにスポットが当たらなかった曲って、当時そのアルバムをヘビローテで聞いていた頃の自分を思い出すと思うの。萌えにかこつけて、長くファンをしてくれている人に、昔を思い出し、今を頑張ろうと思うきっかけになるCDになったら嬉しいなあとおもって作りました」とコメントされていました。

また既存曲のみならず、「萌えふぁいやー」からの新曲「ぷらMYぷらす」も会場で披露してくれました。「合いの手や掛け声を入れるところはあるけど、バラバラでいいですよ。楽しければいいんです! 一緒になって歌ったという感じを持って帰ってください」と曲名にふさわしいポジティブな気持ちで会場のファンの方々を元気づけためぐさんは、とってもかわいらしい曲調に乗せて萌えな歌声を響かせました。それに合わせて、会場の皆さんは思い思いにはじけて、楽しさを満喫していましたよ。
ここでめぐさんは舞台から一時退出。めぐさんがこれまで主役を務めた萌えアニメ(?)を、映像とめぐさんの歌で振り返ります。まずは「万能文化猫娘」からオープニングテーマ「夢 Hurry Up」、そして「魔法のプリンセスミンキーモモ」のオープニングテーマ「夢を抱きしめて」、「BLUE SEED」からは、めぐさん演じる藤宮紅葉と、玉川紗己子さん演じる山咲桜がデュエットした「星を飛び越えて」。最後は「スレイヤーズNEXT」からリナとアメリアがアイドルっぽく歌う萌えソングとして人気を博した「乙女の祈り」です。

懐かしさ溢れる曲で盛り上がったあと、めぐさんが衣装をチェンジして登場! 
「スレイヤーズ」メドレー「Give a reason」「Plenty of grit」「Front breaking」「砂時計」「Revolution」を情熱的に歌い上げます。
「よくぞ長い時間放送できたものだと自分で思いつつ、ひとつひとつの見えないつながりのおかげで今日があるんだとつくづく感謝します」と語るめぐさん。

そして、この辺でそろそろ確変おこしたいよねえっと、右手でパチンコポーズ。次に披露するのは「いろんな神様に集まってもらって出来た曲」という「CR新世紀エヴァンゲリオン ~最後のシ者~」のイメージソング「集結の園」。荘厳な雰囲気の曲で、会場はめぐさんの歌声で幻想的なイメージに包まれました。

そして最後の曲となったところで会場から「ええー」と終わりを惜しむ声が上がります。めぐさんは「ええーって言うな」と突っ込みますが、「萌え」を思い出し「ごめんなさい、これが最後なの」とかわいく言い直します。「やっぱり萌えは無理かなぁ」と本人は言っていますが、間違いなく萌えでしょう!

いろんな感謝を込めて「www.co.jp」のバラードバージョンをしっとりと歌い。舞台は暗転。イベント終了となりました…、、、、、、、、、、、が?

なりやまない拍手の中、「そういえば、まだ歌ってない曲がありました」と 本当の最後の最後の曲。「夜の部の人が会場に入ったとき、『熱っ!』と思われるくらい、サウナにして帰ってください!」と勢いに乗って歌う「Tokyo Boogie Night」! 会場の皆さんの大合唱もあって、熱気ムンムンのままライブパートは幕を閉じました。

最後に、めぐさんは今回のイベントが2部構成となったのは一枚の葉書がきっかけだったと明かします。何度もめぐさんのイベントに応募しているにもかかわらず当選から漏れてしまうという、その方の葉書を読んで、めぐさんは「何とかたくさんの人がこの空間を味わってもらえないかと思い、実現しました。私も気付かずにやり過ごしていることがたくさんあると思うけど、葉書から教わることもたくさんあります」と仰っていました。

そして今回で「Tokyo Boogie Night」の放送が900回を突破したことについて「オギャーと生まれた人でも18歳。18年と重みを感じつつも、これからも私なりの放送を続けていこうと思っています。歳を取るのは時には残酷に描かれる世の中だけど、いやいやどうして、決められた命の道をまっすぐ歩いていることは素晴らしいこと。そう思ってこれからも私自身、みんなに負けないように頑張っていこうと思います。どうか一緒に、ときどき離れて、応援してください。お葉書、これからもお待ちしています。来週も絶対See You Again! お休み。バイバイ。林原めぐみでした」と18年の重みを噛みしめつつ、めぐさんらしい前向きな言葉でラストを飾られました。

これからもめぐさんと「Tokyo Boogie Night」をよろしくお願いします!

 
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