KING AMUSEMENT CREATIVE | SONIC BLADE

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イベントレポート
 
 「ながされて藍蘭島」のDVDがいよいよリリーススタート!その「其之壱」の発売を記念して、東方院行人役の下野紘さんとあやね役の千葉紗子さんによるトークショー&特典お渡し会が行われた。
8/4に代々木アニメーション学院アキバ校とヤマギワソフト館、8/5にCROSS吉祥寺と、計3回行われたこのイベントのうち、8/4のヤマギワソフト館での模様を紹介しよう。

まずは暗くなった会場に、行人とあやねの「おいあやね、起きろ起きてくれよ~」「なによ、せっかく気持ちよく寝ていたのに~」というかけあいが聞こえてくる。行人とあやねが、このイベント会場に向かうために、慌てて起きて出かけたという内容の寸劇だ。
行人が一回セリフを噛んだりもしたけど(笑)、2人はとにかく会場へ向かっている途中だとのこと。
この流れを受けて、司会者のキングレコード柏田氏の携帯電話に、2人から「今会場に着いた」という連絡入る。
ということで、みなさんお待ちかね、下野さんと千葉さんが壇上に登場した。


 会場のファンへのあいさつを終えると、さっそくトークショーが開始。柏田氏から2人に、質問やトークの話題がふられていく。その中から、面白かったやりとりを抜粋して紹介しよう。

――千葉さんに聞きたかったのですが、すずを出し抜いて行人を落とすためには、あやねはどうしたらよいと思いますか?
千葉 「いつも騒いでいて、しかもやりこめられたりすることが多いので、たまには『私だって辛いの……』というような、泣き落としをしてみるといいんじゃないかな、と思います」
――下野さんは、そういう泣き落としには弱い方ですか?
下野 「僕ですか?(笑) 僕はそういうことをされた経験はないんで、なんとも言えないかなぁ(笑)」
千葉 「でもあやねは、行人様ねらいじゃなくなってきてるよね。勝負に勝てればそれいいや、みたいな(笑)」
下野 「先のこと何も考えてないよね(笑)」
――オンエアを見ていると、行人は、やっぱりあやねよりもすずが気になっているようにも見えますが。
下野 「行人的には、どの女の子も気になる存在だけど、『すずは家族だから』という気持ちがあるんだと思います。ずっと一緒に暮らしているし、すずには、家族としての愛みたいな感情が強いんじゃないかなぁ」


――今まで演じられてきて、キャラクターに愛着が沸いてきたかと思います。
下野 「僕はギャグアニメに出てみたい、という思いがずっと前からあったんです。しかも行人はしっかりした男の子ではなく、ヘタレといわれるようなキャラクターなので、そのドタバタさが愛しいです。それに行人やあやねは、『藍蘭島』でも特に騒がしい演技が多いので、役者冥利に尽きますね……こういう答えでいいんでしょうか?(笑)」
――いえいえ、大丈夫ですよ。
下野 「あとは色の付いた絵でアフレコをさせてもらっている、というのも大きくて、これだけスタッフさんがやってくれているんだから、主役の僕がしっかりやらずにどうするんだ、という気持ちになりましたよ。どうやって演じようかというプランも一生懸命に考えました。正直、26話まで演じていく中では、うまくいかずに落ち込んだこともありますけれど、そこも含めてやってよかった、成長できた、と思える役でした」
――おお、役者・下野紘としての素顔を見た気がします(笑)。
千葉 「私も、見たことのない顔を見ました(笑)」
下野 「アフレコ現場では僕、うつむいてますから、なおさらそう見えると思います(笑)」
――あやねはどうですか?
千葉 「とにかく楽しかったです。色がちゃんと付いている絵でのアフレコというのが影響しているんですけど、こちらも何かやらなきゃ、面白くしなきゃ、という気持ちがありました。本当に、一緒に作品を作り上げていこう、という気持ちになりましたね。あやねは動きが多いキャラなので、声もいろいろと入れやすいんです。そこをどうするかを必死に考えるんですけど、ここまでやらせてもらえる作品はあまりないので、毎週楽しいお仕事をさせていただきました」
――まさに、2人の役者の人生を変えた作品ですね(笑)。
下野 「まぁそう言っても、過言ではないかと(笑)」


――「藍蘭島」には色々な役者さんが出演されていますが、ご自分以外で、おもしろかったり意外な演技をされた方はいますか?
千葉 「このアニメへの出演が決まったときに、まち役の(高橋)美佳子と『いっしょだねー』というような話をしたんです。その時に美佳子が『私の役、ぽそぽそ喋る子なんだよ』って言っていたんですけど、美佳子は、明るい女の子の役が多いような印象があるので、ちょっと想像がつきませんでした。でも第一話のアフレコで『なるほどな~。かわいい~』って思いました」
――ちょっと脱線しますが、動物たちの声を誰がやるか決める時も、意外というか面白かったですよね。
下野 「『この動物の声を誰かやってください』って言われた時に、アフレコ現場のみんなが一斉に立ち上がったのを覚えています。堀江(由衣)さんがかなり本気で『やりたいんです!』と言っているのが、すごく印象的でおもしろかった(笑)」
千葉 「自分も動物をふられた時に『どうぶつ! やりたいっ!』って思いましたもん(笑)。動物の声をあてる機会ってあんまりないので、やっていて楽しかったしうれしかったです」
下野 「話が戻りますけど、意外な演技の話、僕もあります。生天目(仁美)さんの、梅梅とまーくんのギャップがすごくてもう(笑)。オンエア見られた方はわかると思いますが、まーくんすごい喋り方してますよね。でもあれはまだ抑えた方で、最初はもっとすごかったです(笑)」
千葉 「その日のアフレコ現場は、みんなでまーくんの喋りをマネして、ちょっとだけ流行ってました(笑)」
――その生天目さんは、伊藤(静)さんと仲が良いですよね。
下野 「その2人、僕の横で僕に聞こえるように、僕が困るような話をするんですよ(笑)。なんでしょう、女子校ぽいと言うか、女の人同士の会話と言うか、そういうことを。有名な女性声優さんがたくさんいてうらやましいアフレコ現場だと思われている人が多いと思いますが、リアルな藍蘭島はもう居づらい居づらい(笑)。現実はそんなにいいことないですよ!(笑)」

 また、会場のファンからの質問に、2人が答えるというコーナーも行われた。
ここからも、印象的なかやりとりをいくつか拾っていこう。

Q 下野さんは、もし藍蘭島に流れ着いたら、逃げようとしますか?
それとも女の子と仲良くなろうとしますか?

下野 「仲良くなろうと努力します。でも、アフレコ現場と同じようなことになると思います(笑)」

Q 千葉さんは、あやね以外で演じてみたいキャラはいますか?

千葉 「うーん、あやねがすごく好きなので(笑)、どうしようかな。……そうだ、しまとらをやってみたい!」

 また「次回予告がないのは、どうしてですか?」という質問も。
これには2人ではなく、後ろの席でこのイベントを見ていた、岡本英樹監督が答えてくれた。

岡本 「予告をなくしてその分、本編の尺を長くしたかったからです。せっかくいろいろやりたいことがあるので、少しでも本編の時間を多くとりたかった。それに次回予告って、次の週になれば見られる映像を流すわけじゃないですか。『藍蘭島』では、同じものを2回流すよりは、毎回フルに違うものを見せていきたかったんです」

 そしてトークショーは終わり、イベントは最後の特典お渡し会へ……というところで、思わぬサプライズが。
8月26日に誕生日を迎える千葉さんに、会場のヤマギワソフト館からケーキと花束が贈られたのだ。
会場みんなで「ハッピーバースデー」の合唱をした後、「恋して村娘」たちが持ってきたケーキのろうそくを吹き消してもらい、一足はやくバースデーのお祝いがされた。


 またプレゼントお渡し会を前に、「恋して村娘」たちの歌が「ながされて藍蘭島 聴いちゃって島の音 其の弐」(8月22日発売)に収録される告知がされた。今まで作品を盛り上げてきてくれた村娘たちの集大成ともいえる歌なので、「藍蘭島」ファンにはぜひとも聴いてほしい。


 そしてお渡し会も終わり、イベントは全て終了。
最後に、2人からこの日の感想を聞いたので紹介しよう。

下野 「柏田さんの司会ぷりが楽しくて仕方がなかったです(笑)。僕らも楽しく楽しくやれました(笑)」
千葉 「普段おしゃべりしている時から面白い方なんですが、イベントでも楽屋や飲み屋にいるようなお話が楽しくて、こちらもテンションが上がりました」
下野 「会場のみなさんにも、その楽しさが伝わってくれたようで、よかったです。それにこのイベントがなければ、おそらく千葉さんとお話をすることはなかったと思うんです」
千葉 「そうそう、今まであまりお話をしたことがなかったので、私も最初はちょっと不安だったんです」
下野 「でも、せっかく同じアニメに出演したのだから、いい機会をもらえたと思いました。このイベントで『藍蘭島』のみんなと仲良くなれた気がします」
千葉 「アットホームな楽しい雰囲気で、ファンのみなさんとよい時間が過ごせたと思います。今回は1巻目ですが、この先まだDVDの発売は続くので、またこういう場でみなさんとお会いしたいですね」