―アフレコ現場でおもしろい出来事やハプニングなどはございましたか?
いろいろなインタビューで訊かれていろいろ答えてるんですが、私的に一番すごかった出来事というのが、女将さんが出てくる回で、アフレコ中のテストとかラス・テスとかしている最中に、私はどうしても笑ってしまうから、本番のその場面だけ外に出てたんです……(笑)。私のセリフはその場面だけ別録りだったので。
―女将さん、強烈でしたからねぇ。お子さんのりっちゃんはどうでしたか?
りっちゃんさんもおかしかったんですけれど、でも、私、セリフが結構多かったから外に出ちゃうわけにもいかなくて(笑)。あと、りっちゃんさんの声は富永みーなさんが演じられていたので、ちょっと緊張もしてました(笑)。それにしてもすごかったですよ、あのおふたりは。やっぱり、なんか親子だなーって(笑)。
―大地監督は音響監督もされていますが、監督の印象をお聞かせください。
私、アフレコのかなり後半まで、ずっと怖かったんですよ。
―アフレコ現場では、大地監督は指示をたくさん出されるほうでしたか?
そうですね。必要なところだけなんですけれど、そういうときは優しいんですよ。なんか普段の表情というか、雰囲気が怖くて……。「あ、コワイ人なのかな」って思ってました。
―最近はどうですか?
最近は、後半のほうのお話はすごく大事なところでしたから、そういう意味で怖いなとは思いましたけれど。逆に、普段は怖くなくなりました。話し掛けたら、普通にお話してくださったんで(笑)。しかも、すごくお話がおもしろいし、ノリがお若いんですよね。元々お若いんですけれど、監督。普通に、井川遥さんのお話とかしてくれて……(笑)。
―井川遥って……いったいどういう話を……??
最近のグラビア・アイドルの話とか(笑)。
―DVD3巻目の映像特典に入っている『フルバの部屋 その一』で久川綾さんと対談されていたときに、ちょっとお話が出ていたんですけれど、「アフレコ中、手がパタパタしている」というのは……?
(笑)あー、私、アフレコの時、こう動くんですよ。(と、右手をパタパタ翼のように上下させる)
―それはリズムを取っているのでしょうか?
取っているのか……もしくは、謎の行動……?(笑) 力が入るところできっと動いちゃうんだと思うんですよね、セリフと共に。「なんとかです!」とか、動きのある「ウォー!」とか言うところで動いているらしくて。本当に昔っからの癖で……。
―透がよく、作品のなかでパタパタパタパタしてますよね。あの姿とイメージが重なるんですが?
あ、ああいうときにもつられるんですよ! なんかこう、透が頭とか下げてると一緒に頭を下げてたり……。やっぱり動作や表情につられてしまっているんですね。
―わりとアクティブなアフレコなんですね。
そうなんですよ。隣にいる人を叩いたりしないといいなと思いながら……。恥ずかしー!
―呼吸に合わせてるって感じなんでしょうかねー?
いっぱいいっぱいのときにしてるのかも(笑)。
―マネージャーさんに対するSOSだったりして。
「助けてー! 助けてー! 今、いっぱいいっぱいだからー!」っていう……。
―それでどうしろと?っていう感じですけれどねー、マネージャーさんにしたら(笑)。
SOSかぁ、新説ですねー。
―最後に、ファンのみなさまへメッセージをお願いいたします。
『第6巻』もすごくいいお話がいっぱい入っていました。次の巻もきっとおもしろい話が……って、次、何でしたっけ?
―次は、花島兄弟の電波話ですね。その後、透が病気になる話、綾女のお店訪問の話と続きます。ある意味、ちょっとテイストの違う怪作揃いですねー(笑)。
次回は、なかなか濃いお話が続きますので、次回もぜひ楽しんでください!
|