――『みなみけ』の印象はいかがですか?
水樹: 作品全体にゆるやかな時間が流れてますよね。しかも、南家の三姉妹が本当に天然すぎて(笑)。
彼女たちにほかのキャラクターたちが翻弄される様子がほのぼのとしていて楽しいです。
でも、実際に自分があの中にいたら大変だろうなとは思います(笑)。

――トウマというキャラクターを演じてみての感想はいかがですか
水樹: 最初、トウマは男っぽいとはいえ女の子なので、女の子らしさを残すべきなのか、それとも丸っきり少年のつもりで演じた方がいいのかで悩みました。
でも、登場回のアフレコの時に「性別は考えずに男の子として演じてください」という指示があって。
今は熱血タイプの少年をイメージして演じてます。トウマのような役を演じるのはあまりないので、すごく楽しんでやらせてもらっています。

――水樹さんがトウマのように南家に弟として放り込まれることになるとしたら?
水樹: 南家のテンションについていくのは大変そう(笑)。
でもトウマは、個性的な兄たちで慣れているせいだと思うんですけど、1つ1つに反応するのではなく、うまく流しつつ、一緒に騒げるところは騒いでますよね。
私だったら、つい細かく反応してしまうタイプなので、「ここにいたら疲れる!!」と思って出て行っちゃうかもしれません(笑)。
なので、南家の人たちについていけるトウマは本当にすごいと思います。

――水樹さんがトウマと同じくらいのころは、どういう小学生でしたか?
水樹: 私はちっちゃい頃から歌の練習をしていて、小学校の頃は週末は歌の大会ばかりに出ていました。
なので、ちょっと変わった小学生だったと思います。
あと、テレビ番組とかも時代劇が好きだったり、NHKののど自慢の番組を毎週欠かさず見てたりして。だから友達と会話してても若干ズレがあるんですよね(笑)。
「奈々ちゃんと話してるとおばあちゃんと話してるみたい」と言われることもありました(笑)。

―― 『みなみけ』を見ている視聴者の方々にメッセージをお願いします。
水樹: もうすぐアニメも終わってしまうのですが、これからも『みなみけ』に登場する個性豊かなキャラクターたちを思い出して、心を和ませていただけるとうれしいです。
忙しい時や、仕事や勉強で疲れた時、『みなみけ』全体に流れるゆるやかなテンポを感じていただけると、すごく癒されると思います。ぜひ最後まで見てください。